【2026年版】探偵事務所の比較ガイド|業界主要7社を中立的な8評価軸で選ぶ実務メソッド

ウォルナットの机の上に置かれた閉じたノートPC、虫眼鏡、革ノート、真鍮スタンドライト、ベージュ花瓶。エディトリアルレビューの落ち着いた雰囲気を表すイメージ。

📌 この記事の結論

探偵事務所を中立的に比較する3つの軸

① 法的届出

探偵業法第4条+第7条

公安委員会への届出番号と標識掲示を満たしていない事業者は法令違反。最初に確認する最低条件

② 料金透明性

「成功」の定義+単価明示

重要事項説明書(探偵業法第8条)と契約書面(第9条)の交付義務。書面を出さない事務所は除外

③ 第三者検証

8評価軸×主要7社の実数値

ランキング型を排し、ASP報酬で歪まない中立評価。8軸(届出/料金/実績/弁護士連携/DV配慮ほか)

📞 法律相談:日本弁護士連合会 / 法テラス 0570-078374 / 緊急時は #9110

探偵事務所を検討するとき、多くの人がまず「探偵 おすすめ」「浮気調査 ランキング」で検索する。しかし上位事務所が「あなたにとって最適」とは限らない。ランキング型サイトの多くはASPの成果報酬で運営されており、紹介料の高い事務所が上位に来る構造的バイアスを抱える。

本記事は順位ではなく 客観的な評価軸で複数事務所を比較するメソッド を提供する。8つの評価軸、空欄比較表、5ステップの比較プロセス、悪徳業者の見抜き方10チェック、過去の裁判事例の類型まで網羅した。

目次

なぜランキング型サイトでは選んではいけないのか

ランキングサイトの構造的バイアス

「探偵事務所ランキング」「浮気調査おすすめ10選」の多くはASPの成果報酬で運営されている。報酬単価は事務所により大きく異なり、「実力が高い事務所」ではなく「報酬単価が高い事務所」が上位表示される 力学が働く。違法ではないが、読者が「中立な第三者評価」と誤認すると比較検討プロセスを省略するリスクがある。

編集部の中立宣言

探偵の教科書編集部は、本記事執筆時点で 特定の探偵事務所と業務提携・ASP契約を結んでいない。本記事は推薦ではなく、読者が自分で判断するための編集メソッドである。今後ASPと提携した場合はPR表記を記事冒頭に明示し、評価軸を報酬有無で歪めないことを編集方針として掲げる。

消費者庁は2023年10月から、広告を隠して中立を装う「ステルスマーケティング」を景品表示法違反として規制している。比較記事を読むときはPR表記の有無、提携先の開示、評価基準の透明性を確認したい。

探偵事務所を比較する8つの評価軸

下記8軸は、探偵業法・消費者契約法・過去の苦情事例から逆算した「事務所の信頼性を客観的に測る指標」である。各軸を「なぜ重要か/どう確認するか/NG事務所の特徴」で解説する。

軸1:公安委員会届出番号の公開

なぜ重要か:探偵業法第4条により、探偵業を営むには都道府県公安委員会への事前届出が義務づけられている。届出を行うと13桁の届出証明番号が交付され、これが「合法的に営業している証」となる。

どう確認するか:公式サイトのフッター・会社概要ページ・契約書の最終ページに「東京都公安委員会届出 第○○○○○○○○○○○○○号」のように13桁の番号が記載されているか確認する。番号がない事務所はその時点で候補から外してよい。

NG事務所の特徴:「届出番号は契約後に伝えます」「内部資料のため非公開」と回答する事務所は法令違反または無届け営業の可能性が高い。

軸2:届出年数(営業年数)

なぜ重要か:営業年数は実績と苦情処理能力の代替指標になる。届出から5年以上継続営業している事務所は報告書フォーマット・契約実務・調査員教育が一定水準で確立している傾向にある。

どう確認するか:「会社概要」「沿革」で設立年と探偵業届出年を確認。5年以上が目安だが、他軸と組み合わせて総合判断する。

NG事務所の特徴:「創業○年」と謳いつつ届出年は最近、というケース(法人は古いが探偵業実績は浅い)。

軸3:料金体系の透明度

なぜ重要か:探偵業界の苦情最多類型は「想定外の追加費用請求」。探偵業法第8条は契約前の重要事項書面交付を義務づけ、料金内訳・上限・キャンセル取扱いは書面で示される必要がある。

どう確認するか:見積書に「基本料金/調査員人件費/車両費/機材費/報告書作成費/成功報酬の定義/追加費用の上限」が明記されているか確認する。「お問い合わせください」のみで料金開示しない事務所は要注意。

NG事務所の特徴:「成功報酬」の定義が曖昧(主観基準)、追加費用上限が書面にない、書面契約を渋る事務所。

軸4:報告書のサンプル提示

なぜ重要か:調査の最終成果物は「報告書」。品質が低ければ慰謝料請求や離婚調停・裁判で証拠採用されない可能性がある。サンプル提示の可否は事務所の品質への自信の表れだ。

どう確認するか:無料相談時に「報告書サンプルを見せてください」と依頼する。優良事務所は個人情報を黒塗りしたサンプルを提示できる。(a)時系列の記述、(b)写真・動画の解像度、(c)対象者の特定可能性、(d)裁判所提出を想定したフォーマット、を確認する。

NG事務所の特徴:「守秘義務のため見せられない」と一律拒否する事務所。マスキング済サンプルすら用意していない場合は品質に問題がある可能性が高い。

軸5:対応エリアと出張費

なぜ重要か:対象者の生活圏をカバーできない事務所に依頼すると移動時間が調査時間に含まれて費用が膨らむ。遠方だと出張費・宿泊費も別途発生する。

どう確認するか:支社所在地と「対応エリア」の記載、出張費が別途請求される地域はどこか、見積書で確認する。

NG事務所の特徴:「全国対応」と謳いながら実際は本社のみで地方案件の出張費が高額。広告表現と実態が乖離する場合は景品表示法違反の疑い。

軸6:連絡対応スピード

なぜ重要か:浮気調査は対象者の行動が読めず、緊急の追加指示や日程変更が頻発する。初動レスポンスが遅い事務所は調査中の意思疎通でも遅延が起きやすい。

どう確認するか:無料相談時の一次返信までの時間を計測。24時間窓口の有無、深夜・休日の連絡手段(緊急電話/メール/LINE)を確認する。

NG事務所の特徴:返信まで3日以上、担当者が頻繁に変わる、調査責任者と話せない事務所。

軸7:支社・調査員数

なぜ重要か:浮気調査は通常2〜3名のチームで実施する(尾行交代・車両と徒歩の同時対応・撮影と進行報告の分業)。所属調査員が1〜2名の事務所では必要人員を投入できず調査品質が低下する。

どう確認するか:「調査員紹介」ページ、または無料相談時に「常勤調査員は何名か」を直接質問する。回答を渋る事務所は人員体制が脆弱な可能性が高い。

NG事務所の特徴:「調査員多数在籍」と曖昧表現、外部委託(フリー探偵への下請け)主体で品質管理が利かない事務所。

軸8:第三者評価(苦情件数・行政処分歴)

なぜ重要か:事務所自身が掲載する「お客様の声」は自社編集物で客観性が担保されない。国民生活センターの苦情件数や公安委員会の処分歴は第三者の客観データである。

どう確認するか:国民生活センター(PIO-NET)に事務所名を検索、都道府県警察生活安全課に処分歴を電話照会、最高裁判所裁判例検索で過去の裁判事例を確認する。

NG事務所の特徴:過去に営業停止処分歴あり、消費生活センターに同種苦情多数、レビュー5.0満点連続で自演投稿の疑いがある事務所。

3社見積もり比較を始める

評価軸が整理できたら、実際に複数社へ見積もりを依頼しましょう。同じ条件で依頼すれば、料金・対応スピード・報告書品質を客観的に比較できます。

編集部おすすめ3社の客観属性比較

編集部が「実績」「司法連携」「料金透明性」の3観点で選定した代表3社(原一探偵事務所響・Agentラビット探偵社)の客観属性を、本記事の8つの評価軸に沿って整理した。各社の詳細評価は個別レビュー記事を参照。なお本記事は提携・成果報酬を一切受け取っていないため、自分で他社(最低5社)を当てはめて比較できるよう、各軸の確認方法も併記している。

評価軸原一探偵事務所響・Agentラビット探偵社
軸1:公安委員会届出番号埼玉県 第43070145号東京都 第30150203号東京都 第30150236号
軸2:届出・営業年数1977年創業49年2015年届出10年2011年設立15年
軸3:料金体系(書面交付・追加費用上限)トライアル料金型・追加料金なしを明示6,600円/時、15時間超3,300円/時の段階値下げ7,700円/時に深夜割増・経費込みで明示
軸4:報告書サンプル提示公式サイトで一部開示裁判提出前提の書式(弁護士法人響連携)公式サイトで提示可
軸5:対応エリア・出張費正式拠点11+相談室20の計27箇所、全国対応東京・大阪・福岡 3拠点、全国出張対応全国13支店(関東・中部・関西・北海道・九州)
軸6:連絡対応24時間365日受付・初回無料24時間受付・通話料無料・面談まで無料24時間365日受付・初回無料
軸7:支社数・体制11正式拠点(直営)+20相談室3拠点(弁護士法人響オフィス併設)13支店すべて直営
軸8:第三者評価全国調査業協同組合・CII加盟、TV番組協力多数母体は弁護士法人響(第二東京弁護士会)元神奈川県警鑑識顧問・NPO法人加盟
編集部メモ実績・規模重視(業界最古参)司法連携重視(弁護士法人母体)料金透明性重視(割増込み明示)

※2026年4月時点の各社公式サイト・特商法表示記載に基づく編集部調べ。料金は調査内容により変動するため、最終決定は必ず3社以上から書面で見積もりを取得した上で行うこと。本表をテンプレートとして他社(HAL/AMUSE/MJリサーチ/ガル等)も同条件で比較すれば、自分の用途に最適な事務所が見えてくる。

比較プロセスのHowTo|5ステップ

ステップ1:候補の絞り込み(評価軸の優先度を決める)

8軸を満点で満たす事務所は稀。状況に応じて主軸を3つに絞る。「対象者の行動範囲が広い」なら軸5・軸7を最優先、「裁判での慰謝料請求を視野に入れる」なら軸4・軸8を最優先、というように優先度を決める。

ステップ2:公式サイトで客観属性を確認

候補事務所の公式サイトで軸1(届出番号)・軸2(営業年数)・軸3(料金表)・軸5(対応エリア)・軸7(人員数)を確認する。軸1をクリアできない事務所はこの時点で候補から外す。WHOISでドメイン取得年を調べれば「創業○年」表示の整合性も確認できる。

ステップ3:3社程度に同条件で見積もり依頼

候補3社に 完全に同じ条件(調査内容・期間・想定エリア・希望日程)で見積書を依頼する。依頼テンプレートを準備して同文で送るのが効率的。見積もりは通常無料(後述FAQ)。1社では相場感がつかめず、5社以上では検討に時間がかかりすぎて初動が遅れるため、3社が現実解である。

ステップ4:書面契約の比較

見積書だけでなく契約書ドラフトも取り寄せ比較する。重要事項説明書(探偵業法第8条で交付義務)には次の項目が記載されているはずだ。

  • 調査内容・期間・調査員数
  • 料金内訳と上限額
  • 追加費用の発生条件と上限
  • キャンセル規定(着手前/着手後の取扱い)
  • 支払い方法・振込先名義(法人名義か個人名義か)
  • 守秘義務・成果物の取扱い
  • 苦情処理の窓口

項目が一つでも欠けている契約書は、契約締結を見送るか追加記載を求める。

ステップ5:最終決定(24時間以上の検討期間を設ける)

3社の見積書・契約書を並べ、最低24時間(理想は48〜72時間)の検討期間を経てから契約する。即日契約を迫る事務所は他社比較を避けたい意図の可能性が高い。冷静な判断のため、信頼できる第三者(弁護士・家族)にも目を通してもらうとよい。

3社見積もり比較を始める

5ステップの流れが整理できたら、最初の問い合わせを始めましょう。同じ条件で複数社に見積もりを依頼することで、料金・対応スピード・報告書品質を客観的に比較できます。

悪徳業者を見抜く10チェック

下記は国民生活センター・消費生活センターへの苦情類型と公安委員会の行政処分典型ケースから抽出した「危険サイン10項目」。3項目以上該当する事務所は契約を避ける。

  1. 届出番号が見当たらない(サイト・事務所内に13桁の番号なし)
  2. 「100%成功保証」を謳う(景品表示法上の優良誤認の疑い)
  3. 即日契約を迫る(「今日決めれば割引」「席が埋まる」)
  4. 書面契約を交付しない(探偵業法第8条違反の疑い)
  5. 料金体系が不透明(見積書に内訳がない、追加費用の上限が未記載)
  6. 24時間検討期間を認めない(「今すぐ着手しないと証拠が消える」と急かす)
  7. 過去の行政処分歴(営業停止処分を受けたが名称変更で再開)
  8. 消費生活センター苦情多数(同種クレームが複数寄せられている)
  9. レビュー評価が極端に高い(5.0満点が短期間に集中投稿、自演疑い)
  10. 振込先が個人名義(法人名義ではなく代表者個人口座への振込要求)

とくに項目10(個人名義振込)はトラブル発生時の返金交渉が個人間紛争となり難航する典型パターン。

主要探偵事務所の客観属性一覧

本セクションでは、ASP(成果報酬型広告)案件として広告掲載されることが多い主要探偵事務所の客観的属性のみを一覧化しました。順位付けや評価コメントは含みません。前述の8つの評価軸で読者自身が比較してください。各事務所の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください(情報は2026年4月時点、編集部が各社公式サイトで確認)。

事務所名運営会社公安委員会届出番号(本社)設立/届出年本社所在地公式サイト
HAL探偵社株式会社HAL東京都公安委員会 第30120353号2012年10月東京都新宿区公式サイト
総合探偵社AMUSE株式会社MIRAI探偵社東京都公安委員会 第30150235号公式サイトに記載なし東京都渋谷区公式サイト
総合探偵社MJリサーチ株式会社MJリサーチ東京都公安委員会 第30200349号2020年12月東京都中央区公式サイト
総合探偵社ガルエージェンシー株式会社ガル・エージェンシー東京都公安委員会 第30230305号1980年創業/本部届出は2023年東京都中央区(東京本部)公式サイト
原一探偵事務所株式会社原一公式サイトに記載なし(会社概要ページで要確認)1977年4月埼玉県川越市公式サイト
響・Agent株式会社響・コンサルティング東京都公安委員会 第30150203号公式サイトに記載なし東京都新宿区公式サイト
ラビット探偵社ラビット探偵社東京都公安委員会 第30150236号公式サイトに記載なし東京都港区公式サイト
※情報は2026年4月時点。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。届出番号・設立年は各社公式サイト掲載の情報を編集部が確認したものです。複数支店を持つ事務所は本社(東京本部)の届出番号のみ記載。各支店の届出番号は公式サイトをご確認ください。

上記は選択肢の例示であり、推薦・順位ではありません。本記事の8評価軸で読者自身が比較し、3社で見積もり依頼を行うことを推奨します。費用相場の詳細は浮気調査の費用相場、選び方の基本原則は探偵の選び方もご参照ください。

3社見積もり比較を始める

気になる候補事務所が見つかったら、同じ条件で3社に見積もり依頼を出しましょう。料金・対応スピード・報告書品質を客観的に比較できます。

※本セクションのリンクは公式サイトへの直接リンクです。編集部はASP契約があれば記事冒頭にPR表記を明示します。

実名7社の11項目フル比較表(公式情報のみ)

主要7社について、当サイトの7つの選定基準+料金透明性4項目=計11項目で公式情報のみを集計した比較表です。順位付けは別セクションで行い、本表は客観データのみを整理しています。情報は2026年4月時点で各社公式サイトを確認したものです。

項目 HAL探偵社 総合探偵社AMUSE MJリサーチ ガルエージェンシー 原一探偵事務所 響・Agent ラビット探偵社
1. 公安委員会届出番号(本社) 東京都 第30120353号 東京都 第30150235号 東京都 第30200349号 東京都 第30200337号 埼玉県 第43070145号 東京都 第30150203号 東京都 第30150236号
2. 設立年(西暦) 2012年 公式に明示なし 2020年 1980年 1977年 公式に明示なし 2011年
3. Googleマップ口コミ 変動が大きく公式取得APIの制約があるため本表からは除外。読者ご自身でGoogleマップを直接ご確認ください。
4. 重要事項説明書の交付明示 公式に明示なし 公式に明示なし 公式に明示なし 公式に明示なし 公式に明示なし 特商法表示で明示 公式に明示なし
5. 当サイトとの提携状況 全社:(2026年4月時点。今後ASP承認等で提携した社にはPRラベルを明示します)
6. 初回相談の費用 完全無料/365日7-23時 無料/24時間365日 無料/24時間365日 無料 無料 完全無料/24時間 無料/24時間365日
7. 対応範囲 全国/浮気・人探し・素行・企業ほか 5支店+1相談室/浮気・人探し・婚前ほか 関東中心で全国対応/20種以上 全国/浮気・婚前・素行・人探しほか 全国主要都市/浮気・人探し・見守り・企業ほか 全国(東京・大阪・福岡)/浮気特化 全国/浮気・人探し・企業・誹謗中傷削除ほか
8. 時間制プラン料金 1名7,000円/時〜 公式に明示なし 8,800円/時〜(基本料金44,000円) 個別見積(公式に時間単価明示なし) 公式に時間単価明示なし 15時間まで6,600円/時、16h〜3,300円/時 7,700円/時(割増・移動費・報告書込み)
9. パックプラン料金 事例288,000円〜672,000円 公式に固定パック明示なし 55,000円〜550,000円(3〜24h) 公式に固定パック明示なし トライアル55,000円〜目安250,000-350,000円 公式に固定パック明示なし 人探し350,000円〜
10. 成功報酬制の有無 あり(不貞証拠不取得時0円) 公式に明示なし 公式に明示なし(追加料金なし強調) 公式に明示なし 公式に明示なし 公式に明示なし あり(人探し・家出で着手金+成功報酬)
11. 拠点数 全国37支店 5支店+1相談室 12拠点 100〜124拠点(FC) 公安届出11拠点+相談室20 3拠点 12支店

※「公式に明示なし」は、当サイト編集部が各社公式サイトの料金・会社概要・特商法表記ページを確認した範囲で記載が見当たらなかったことを意味します(その項目を実施していないという意味ではありません)。各項目の出典URLは個別の問い合わせで開示します。

選定基準7軸での透明スコアリング

業者選定基準ページで定義した7つの軸で、各社を3段階(◯確認できた/△公式情報からは判断できない/—読者確認推奨)で評価しました。読者ご自身が同じ基準で別の事務所を評価できる枠組みです。

選定基準 HAL AMUSE MJ ガル 原一 ラビット
1. 公安委員会届出
2. 設立5年以上
14年

設立年非公開

6年

46年

49年

設立年非公開

15年
3. Googleマップ口コミ 読者確認推奨(変動が大きいため本表では評価外)
4. 重要事項説明書の明示
5. 当サイトとの提携 全社:
6. 初回相談無料
7. 対応範囲(地域・調査種別)
全国・多種別

5拠点

全国・20種以上

FC100超

全国主要都市

浮気特化3拠点

全国12支店

凡例: 公式情報で確認できた/ 公式情報からは判断できない・条件付き/—読者確認推奨

用途別おすすめ事務所ランキング(観点別)

「総合1位」のような単一順位は、評価軸を複数束ねた時点で主観が入ります(景品表示法の優良誤認の観点でもグレーになりやすい)。本サイトでは 4つの観点別ランキング で順位を提示し、各順位の根拠を明記します。複数の観点で同じ事務所が上位に来ることもあります。

浮気調査向け

基準:浮気特化/成功報酬制/弁護士連携

  1. HAL探偵社
    完全成功報酬プラン(証拠不取得時0円)・全国37支店・弁護士事務所提携。浮気調査の成功率97.3%自称(要自己検証)
  2. 響・Agent
    浮気調査専門・代表が弁護士・弁護士法人響が母体。離婚裁判で使える報告書品質を強調
  3. ラビット探偵社
    割増・移動費・報告書作成費・弁護士初回相談料すべて時間単価込み。元神奈川県警鑑識顧問配置

信頼性・実績重視

基準:設立年数/拠点数/届出網羅

  1. 原一探偵事務所
    1977年創業49年の老舗。公安届出済の正式拠点11箇所+相談室20=27箇所。TV番組多数協力
  2. ガルエージェンシー
    1980年創業46年。全国100〜124拠点のFCネットワーク。ガル探偵学校卒業の調査員
  3. ラビット探偵社
    2011年設立で15年。累計相談15万件以上自称。全国12支店すべての届出番号を公式公開

料金透明性

基準:時間単価明示/パック価格幅明示/追加料金

  1. ラビット探偵社
    時間単価7,700円に深夜割増・移動費・報告書作成費・弁護士相談料を込み価格として明示。総額計算がしやすい
  2. MJリサーチ
    「初めてパック55,000円〔3h〕/白黒パック110,000円〔5h〕/証拠パック550,000円〔24h〕」と価格幅をすべて公開
  3. HAL探偵社
    時間単価7,000円〜と完全成功報酬プランの両方を明示。事例として288,000円〜672,000円の総額幅を公開

全国対応/拠点数

基準:公式公表の拠点数

  1. ガルエージェンシー
    全国100〜124拠点のFCネットワーク(公式表記に揺れあり、最寄り拠点での対応可)
  2. HAL探偵社
    全国37支店を公式公開
  3. 原一探偵事務所
    公安届出済の正式拠点11+相談室20=計27箇所。北海道〜九州を網羅

各社の強み・課題・推奨用途(編集部評)

各社について、公式情報をもとに編集部が 強み・課題・推奨用途 の3要素を中立的にまとめました。提携の有無に関わらず同基準で記述しており、課題があると判断した点は提携の有無にかかわらず記載します(編集方針)。

HAL探偵社

強み:完全成功報酬プラン(証拠不取得時0円)。全国37支店で地方対応強い。弁護士事務所・カウンセラー連携、後払い制対応。

課題:公式の固定パック表記がなく、総額の上限が見えにくい。成功率97.3%は自社公表値で第三者検証なし。

推奨用途:浮気調査で「証拠が取れなかったら払いたくない」を最重視する場合/地方在住で全国対応希望。

総合探偵社AMUSE

強み:5支店+1相談室で東名阪・札幌・福岡をカバー。24時間365日相談受付。調査未使用時間分の払い戻しを訴求。

課題:公式の料金表で時間単価・パック・成功報酬の明示が乏しく、本表で「不明」が多い。設立年も非公開。

推奨用途:本記事の選定基準で見ると公式情報の網羅性が低い。必ず初回相談で重要事項説明書を要求し、料金内訳・設立年も書面で確認することを推奨。

MJリサーチ

強み:パック料金(55,000円〜550,000円)の上下限を公式に明示している点で本記事では最高水準。12拠点すべての届出番号を公式公開。弁護士・行政書士・カウンセラー連携。

課題:2020年設立で本記事7社中もっとも若い。基本料金44,000円が時間単価8,800円に上乗せされる料金体系で、短時間調査の単価が高くなる傾向。

推奨用途:「総額の上限を契約前に把握したい」読者向け。証拠パック(24時間保障で550,000円)など短期決戦の浮気調査に向く。

ガルエージェンシー

強み:1980年創業46年の老舗。全国100〜124拠点のFCネットワークで地方対応の選択肢が最多。ガル探偵学校卒業の調査員。

課題:公式に時間単価・パック価格の固定表記がなく、見積もりが個別対応。FCのため拠点ごとに対応品質・料金にばらつきがあり得る(同じ屋号でも別法人)。

推奨用途:地方都市在住で「最寄り拠点で対面相談したい」場合。必ず複数拠点に見積もり依頼して料金差を比較すること。

原一探偵事務所

強み:1977年創業49年の最古参。トライアル料金(55,000円〜)と目安料金(250,000〜350,000円)を公開。「成功報酬の定義がわかりにくい」と自社で警鐘を鳴らす編集姿勢。

課題:時間単価の明示がなく、トライアルから本契約に移る際の総額が事例でしか分からない。届出済正式拠点は11箇所で、ガル・HALより少ない。

推奨用途:「相場感を掴むためにまず低額でトライアルしたい」場合や、TV番組協力等の老舗の信頼感を重視する場合。

響・Agent

強み:本記事7社中ただ一社、特商法表示で「契約書及び重要事項説明書記載の通り」と書面交付を明示(探偵業法第8条遵守の透明性)。代表が弁護士、弁護士法人響が母体。離婚裁判利用前提の報告書品質。

課題:3拠点(東京・大阪・福岡)のみで地方対応に弱い。浮気・不倫調査専門で人探し等は対象外。設立年が公式に非公開。

推奨用途:「離婚・慰謝料請求まで一気通貫で進めたい」首都圏・関西・福岡在住者の浮気調査。

ラビット探偵社

強み:時間単価7,700円に深夜割増・移動費・報告書作成費・弁護士初回相談料を込みで明示し、総額計算がしやすい。元神奈川県警鑑識顧問配置。全国12支店すべての届出番号公開。

課題:パック料金は人探し(350,000円〜)以外の上下限が不透明。成功率95.3%は自社公表値で第三者検証なし。

推奨用途:「想定外の追加費用に巻き込まれたくない」読者向け。深夜・週末の浮気調査で割増を懸念する場合。

本評価は2026年4月時点の公式情報に基づくスナップショットです。各社の方針・料金は変更される可能性があるため、契約前に必ず公式サイトと重要事項説明書で確認してください。本記事のいずれかの記述に誤りがあった場合はお問い合わせフォームからご指摘ください。確認の上、48時間以内に修正します。

過去の裁判事例・行政処分の類型(傾向のみ)

最高裁判所裁判例検索および国民生活センター公表資料から、探偵業をめぐる過去の裁判事例・行政処分には次の3類型がある。契約前にチェックすべきリスクとして整理する。

類型1:探偵業法違反による営業停止処分

無届け営業、重要事項説明書の不交付、契約書面の不備、調査員教育の懈怠などにより、都道府県公安委員会から営業停止1〜6か月の処分を受ける類型。処分後に名称変更や代表者交代で再開営業する事例もあるため、見かけ上「新しい事務所」でも過去の処分歴に注意する。

類型2:消費生活センター苦情の代表類型

国民生活センターのPIO-NETには、探偵業を巡る苦情として次のパターンが繰り返し登録されている。

  • 高額請求トラブル:見積額の2〜5倍が請求された、追加調査の同意なく料金が膨らんだ。
  • 契約解除拒否:クーリング・オフ期間内の解約申し入れ拒否、解約料が高額。
  • 成果報酬の定義トラブル:「成功」の定義が曖昧で、依頼者が成功と認識していない結果でも報酬請求された。

これらは消費者契約法第10条の対象となり得る。トラブル発生時は早期に消費生活センター(局番なし188)へ相談する。

類型3:報告書品質を巡る民事訴訟

依頼者が「報告書が裁判で証拠採用されない品質だった」として料金返還を求めた民事訴訟が複数確認できる。契約書に「裁判提出を前提とした報告書」と明記されていない場合、依頼者側の主張が通りにくい傾向にある。裁判使用を視野に入れる場合は契約書面に明記 することが紛争予防の実務ポイントである。

費用相場の概観

料金体系は大きな判断材料だが、本記事では概念のみ整理する。詳細は「浮気調査の費用相場」に譲る。

  • 時間制:調査員1名あたり時給8,000〜15,000円。短時間・部分的な調査向き。
  • パック料金:20〜80時間の固定料金プラン。長期調査向けで時間あたり単価は割安。
  • 成功報酬制:初期費用+成功時の追加報酬。「成功」の定義を契約書に明記することが必須。

極端に安い事務所は人員不足や報告書品質の問題が多く、極端に高い事務所もブランド料金上乗せの可能性がある。3社見積もりの「中央値±20%」を相場の目安とする。

FAQ|よくある質問

Q1. ランキングサイトと当記事の違いは何ですか?

ランキングサイトは「順位」を提供しますが、その順位が成果報酬の高さで決まっている可能性があります。本記事は順位を提供せず、読者自身が判断するための「8つの評価軸」と空欄の比較表を提供します。編集部は現時点で特定事務所と業務提携をしておらず、ASP契約を結ぶ場合は記事冒頭にPR表記を明示する方針です。

Q2. 比較する候補は何社が適切ですか?

3社が現実解です。1社だと相場感がつかめず、5社以上だと検討時間が長引いて初動が遅れます。3社なら料金の相場(中央値)が把握でき、対応スピード・報告書品質の比較が可能で、24〜72時間で検討を終えられます。

Q3. 見積もりだけで料金は発生しますか?

原則として無料です。日本の探偵業界では「無料相談・無料見積もり」が標準慣行であり、見積もり段階で料金請求する事務所は稀です。ただし調査計画書や事前現地調査を求めると有料になる場合があるため、「見積もりは無料か」を事前に明文で確認しましょう。

Q4. 比較表で迷ったら何を最重要視すべきですか?

軸1(届出番号の公開)と軸3(料金体系の透明度)は譲れない最低ラインです。この2軸を満たさない事務所は法令違反・苦情リスクが高いため候補から外します。残った候補は、状況(裁判前提/行動範囲が広い/緊急性が高い)に応じて、軸4(報告書品質)・軸5(エリア)・軸6(対応スピード)から優先順位を決めます。

編集部スタンス

探偵事務所選びに「絶対的な正解」はない。依頼者の目的(離婚前提か関係修復目的か)、対象者の行動範囲、緊急度によって最適な事務所は変わる。本記事は推薦ではなく、自分で判断するための材料である。

探偵の教科書編集部は、ASPと提携した場合でも報酬の有無で評価軸自体を変えない。提携先が変わっても評価軸は同じ8項目を維持する——これが本記事の中立性を担保する仕組みだ。

編集後記

本記事は「ランキング型ではない比較ガイド」のアプローチを採用した。探偵事務所選びは離婚・慰謝料請求に直結する重大な意思決定であり、「他人が決めた順位」より「自分で評価軸を持って判断する力」が長期的に資すると考えたためである。

取材では現役探偵業者、消費生活センター相談員、離婚案件を扱う弁護士事務所の見解を参考にした。評価軸8項目は全員が「契約前にチェックすべき」と一致した内容だ。本記事と空欄の比較表で、納得感のある事務所選びにたどり着けることを願う。

3社見積もり比較を始める

評価軸が整理できたら、実際に複数社へ見積もりを依頼しましょう。同じ条件で依頼すれば、料金・対応スピード・報告書品質を客観的に比較できます。最低24時間の検討期間を必ず確保してください。

参考文献

編集部おすすめの探偵事務所3選

編集部が公開情報をもとに評価した目的別の推奨事務所です。詳細は各社の個別レビュー記事をご覧ください。

  • 実績重視(業界最古参)原一探偵事務所 — 1977年創業49年・トライアル料金型・追加料金なしを明示
  • 司法連携(弁護士法人母体)響・Agent — 弁護士法人響母体・浮気特化・報告書は裁判提出前提
  • 料金透明性ラビット探偵社 — 時間単価7,700円に割増/経費込み・元神奈川県警鑑識顧問

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地域別の探偵ガイド(都道府県版)

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この記事を書いた人

「探偵の教科書」編集部。浮気調査・探偵業界・慰謝料の制度と過去の裁判事例を、e-Gov法令/最高裁判所の判決/国民生活センター等の一次情報のみで解説。捏造体験談ゼロ、特定業者への斡旋なし。記事は最低2名のクロスチェックを経て公開し、法令改正・新たな裁判で随時改稿。詳細な編集ルールは『編集方針』ページをご覧ください。

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